刑事事件 その5

窃盗事件の国選弁護を担当しました。

被告人は、累犯前科を含め前科十数犯であり、実刑による服役経験も複数あり、どのように弁護しても実刑になることが確実と言える内容でした。

弁護活動としては、出所後の出口支援に重きをおきました。

まず、被告人の元勤務先に連絡を取り、出所後の支援を承諾いただく等しました。

また、被告人とは、どうして同じことを何回も繰り返してしまうのか、次に繰り返さないためにはどうすべきかを複数回話し合い、自立訓練施設に関する情報等を伝えたりする等しました。

最終的に実刑判決にはなりましたが、これが最後の服役となることを願うばかりです。

弁護士 北野 岳志

2023年07月27日